[経済] 筆頭株主の財団がローランド経営陣のMBOに応じない姿勢

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先日、自社買収(MBO)の実施を発表したローランドが経営陣ですが、6/21に筆頭株主のローランド芸術文化振興財団がこれに応じない姿勢を示しました。
9.8%を保有する財団からの買い付けができなくなり、6/24に株価が1,800円を割り込む場面も見られました。6/27現在のローランドの終値は1,854円です。

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ローランド芸術文化振興財団がMBOへの応募を否決

中日新聞:《経済》 ローランド 自社買収に筆頭株主応じず:静岡(CHUNICHI Web)
電子楽器大手ローランド(浜松市北区)の筆頭株主のローランド芸術文化振興財団(同)は二十日、同社が米ファンドと組んで行う自社買収(MBO)に応じないことを決めた。財団はローランドの発行済み株式の9・8%を保有している。二十五日までの株式公開買い付け(TOB)で三分の二超の取得を目指している同社にとっては、ハードルが上がった格好だ。

財団の梯郁太郎理事長が他の評議員に反対を働きかけた結果

五月に開いたローランド芸術文化振興財団の理事会は賛成多数で可決されていたそうですが、梯郁太郎理事長が強く反発し6/20に開いた最高議決機関である評議員会がMBOへの応募を否決し、財団としてはMBOに応じないことが決定されました。

9人の評議員のうち5人が賛成、3人欠席、1人棄却という結果。過半数には達しているが今回の件では3分の2の賛成が必要なため、このような結果となりました。

現在(6/27)の株価は1,854円で市場ではMBOは成立するとの見方が強い

現在(6/27)の株価は1,854円で、6/24には株価が1800円を割り込む場面も見られましたがその後株価は回復しました。

ローランド経営陣のTOB価格は1,875円なので、これに近い株価まで回復しています。
そのため株式市場では、ローランド経営陣のMBOは成立するとの見方が強いと予想されていますが財団の姿勢の影響は大きく、今後どうなるか注目ですね。

画像元:google検索

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