発行総額22億!大型予算による景気刺激策として、10,000円で買える13,000円分(30%上乗せ)のプレミアム商品券「いわた応援チケット」が今週の8月24日月曜日の9時から磐田市で一般販売されました。販売場所は磐田市内の郵便局と指定箇所のセブンイレブン。
プレミアム商品券が使えるお店(取扱店)は申請ベースのようですが、磐田市内のほとんどのお店で使えるようです。大手家電量販店や一部のららぽーと店舗などの大規模店舗、そしてコンビニでも使えるすごいプレミアム商品券です。
販売開始の9時頃には、磐田市の郵便局やセブンイレブンですでに長蛇の列が生み出され、早々に売り切れとなった店舗が現れたほどです。そして、本日にはほとんどの店舗で完売したようです。
ちなみに、中の人は昨日今日と忙しくて磐田市にいけませんでした。残念!!!!
浜松市でも7月にPayPayによる30%ポイント還元の景気刺激策がありましたが、磐田市はそれを商品券で行ったということになりますね。浜松市は還元予算5億で一人あたりの上限は5,000円だったので、磐田市のほうが市民1人あたりではより多く還元(上乗せ)されたことになります。
13,000円分のプレミアム商品券「いわた応援チケット」とは?
コロナ禍により疲弊した地域経済の活性化のため、プレミアム商品券を活用し磐田市内の消費換気としない経済の推進活力として購買力の向上と消費者の利便を図ることを目的として、磐田市民を対象にプレミアム分がついた商品券「いわた応援チケット」を販売致します。
いわた応援チケット – http://www.iwata-cci.or.jp/iwatacci/annai/ouen-ticket2020.html
ということで、ざくりり言うと「景気刺激策として磐田市内で使える30%上乗せのプレミアム商品券ばらまくぞ!!」という趣旨のようで、その発行事業の概要は以下の通りです。
「いわた応援チケット」発行事業の概要
発行事業者 | 磐田市 |
名称 | 磐田応援チケット |
発行総額 | 22億1千万円(17万セット) |
発行内容 | 1枚1,000円の商品券を1セット13枚綴り |
販売価格 | 1セット10,000円(額面13,000円、30%プレミアム付) |
17万セットなので、還元分予算は17万×3,000円で5.1億ですね。浜松市のPayPay還元とほぼ同じ予算額。
磐田市の人口は約17万弱(※1)なので、単純に考えると1人1セットは行き渡る計算ですが、1次販売では1世帯3セットという謎リミット付き。1世帯として4人以上の家族の場合は手に入らない人が出てくることに。
つまり、2時販売が行われたということは、1次販売の申し込みで「余った」ということになるので申し込まなかった人が結構いたんですね。
申込ハガキとか書いてあるし、申請めんどくさかったのかな??
ちなみに、磐田市の世帯数は69,120世帯(※1)です。1世帯3セットをみんな頼めば約21万セットなので、17万セットは1次で楽勝に売り切れる計算。
(※1 – 磐田市の人口 令和2年度|磐田市公式ウェブサイトより)
「いわた応援チケット」発売方法
「いわた応援チケット」の発売方法を詳しく見ていきましょう。
発売方法は1次と2次の2回に分けられており、1次では磐田市民のみ申請可能となっていて磐田市民が優先的に購入できる方法を採用しています。2次販売は、1次販売の残り分を誰でも購入可能な”一般販売“とするようです。
商品券は、9月より利用できます。
以下の情報は、磐田商工会議所の公式ウェブサイトに(なぜか「画像」で掲載されている)販売方法をそのままわかりやすく書き写したものです。
1次販売
事前申込みによる市民先行販売とします。
[事前申し込み期間]令和2年7月7日(火)
- 申込ハガキに必要事項を記入し、プレミアム商品券実行委員会へ送付
- 1世帯3セットまで購入可能
- 引換券を持参の上、期間内に販売場所窓口で現金にて購入
※申込ハガキ付きチラシは7月7日から自治会加入世帯に対し自治会全戸配布します。全塗配布の際に手に入らなかった場合はお近くの交流センター、商工会議所、商工会、市役所でお受取りください。
2次販売
市内外在住、在勤などは問わず購入できます。また、第1次(申込)販売で購入された方も購入できます。
[商品券販売日]令和2年8月24日(月)9:00〜
[販売場所]市内郵便局(平日のみ)、市内セブンイレブン※一部店舗を除く
- 購入に必要な手続きはありません(引換券・身分証の提示などなし)
- 1人1回3セットまで購入することができます
※販売場所(郵便局・セブンイレブン)については下記を参照ください
そして2次販売では郵便局やセブンイレブンに長蛇の列が出来る結果に
2次販売の開始時間にはすでに列が形成されており、100人を超える列を作り出した郵便局もあることがtwitterの投稿からもわかります。Twitterでは、「買えました!」という報告もあれば、買えずに諦めたという人、熱くて死にそうだという人、郵便局での行列が珍しすぎると新聞にも載ってしまったりと、当日の磐田市内の混沌具合がよくわかります。
1次販売で余った理由は「使える場所がよくわからなかった」説が濃厚
「最初は使える場所がよくわからなかったから申し込まなかった」
2次販売での行列形成の最大の原因はこれに尽きると思われます。
1次販売当時は、「いわた応援チケット」を使える場所について十分に整理されておらず、よく調べても結局どこで使えるかわからない状態でした。そんなよくわからない商品券をたとえ30%上乗せされても買うのはちょっとリスクがあるな…と思って控えた磐田市民の方が多かったのだと予想できます。
その後、実は磐田市内ではほとんどのお店で使えますという事実が発表されます。
「ヤマダ電機」でも、「ららぽーと磐田(の一部店舗)」でも、「杏林堂」でも、だいたいどこでもいけそうです!という発表が出て一気に需要が加熱。
「大型店舗で使えるのなら、単純に3割増商品券。2次販売では1人1回3セット購入できるから、頑張って買い回ればたくさん買えるかもしれない。」
という思惑を持った多くの人が、2次販売当日に郵便局やセブンイレブンに並んだものと思われます。しかも、2次販売は磐田市外の人も購入できるという大盤振る舞いです。
結果、Twitterでの投稿に見るように当日は炎天下の中で行列ができ、郵便局とセブンイレブンでは店舗内外で大混乱となったという結末に至ります。
まとめ:「いわた応援チケット」の2次販売は完売
というわけで、13,000円分のプレミアム商品券「いわた応援チケット」についての紹介と、今回の1次、2次販売についての情報と、状況を整理して、2次販売当日の様子をまとめた後に、なぜこうなったのかという考察をしてみました。
8月27日現在、「いわた応援チケット」の2次販売はすでに完売したので、郵便局やセブンイレブンに買いに行ってももう売っていません、残念! いっぱい買った人におすそ分けしてもらいましょう!
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