毎月の月末金曜日は「プレミアムフライデー」といって、月末金曜は早めに仕事を終えてプライベートを充実させましょう!という官民の取り組み施策が政府の全力後押しで今月から始まりました。
しかし、浜松では全く浸透していない様子。そこでプレミアムフライデーのおさらいと、浜松で浸透していない理由を考察してみましょー
現状を鑑みると「ノー残業フライデー」って名前から初めたほうが気軽に実践できていいなと思いました。
月末金曜日に早めの退社を促すプレミアムフライデー。しかし浜松ではほとんどスルー
「プレミアムフライデー」は、月末金曜は早めに仕事を終えてプライベートを充実させましょう!という内容です。
プライベートが充実することで、金曜日の夕方、そしてその後の土日の使い方にも余裕が生まれ、消費喚起や、働き方の改革につなげていこう!いう官民の取り組みです。
しかし、浜松では一部の公共・商業施設、百貨店スーパー、飲食店を除いてほとんどがスルー。サービスとしての賛同は多いですが、働き方として賛同する企業はほぼなし。今後もプレミアムフライデーが浜松で浸透するか全く見当がつかない状況です。
というか、ほとんどスルーされているのが現状です。
企業が残業させずに定時退社を推奨するだけでも大きな前進となりますが、それすらも躊躇されているのが現状です。
そこには、「プレミアムフライデー」の内容が過大評価されて誤解されていることと、製造業中心の浜松ならではの産業の特徴が一因になっているようです。
プレミアムフライデーに賛同して実施している企業もあるのでご紹介
そんななか、定時退社を推奨する動きを見せている企業様もいるのでご紹介。たとえ早く退社させなくても、定時退社させようという意思が会社側にあるのはいいですね。
考え方としては「ノー残業デー」と同じだと思うので、こちらはけっして難しくはないはずです。ホワイト企業アッピール!のチャンスかもしれません。
プレミアムフライデーで定時退社に賛同した企業「浜松委託倉庫」
浜松委託倉庫では、定時退社を促し、午後3時からの社内会議を原則禁止にしたと公表しました。「ノー残業デー」とするとのこと。
午後の会議をなくすことでスムーズに定時退社できるようにするという地味に効果の有りそうな施策。
詳しい内容はわかりませんが、浜松商工会議所のプレミアムフライデー特設ウェブサイトの情報によると、
・月末金曜日を定時退社「ノー残業デー」とします。
・現場部門の特定業務においては例外となるが、運用の改善努力をしていきます。
・業務の状況によっては、午後からの有給休暇の取得を勧め、午後3時以降の会議は、原則として禁止します。
という内容を実施されるとのことです。これならいろんな企業でできそう!
製造業の現場のことを考えると「退社時間を早められない」
浜松には数多くの製造業の会社がありますね。製造業の関係者の方々からお話を聞くと、なかなか厳しい現実が見えてきます。
製造業の現場では、おのおの生産スケジュールが決められているため、それに従って生産ラインを回さなければいけません。
したがって、「退社時間を早めるということはラインを止めるということなので難しい」とのことでした。そりゃそうだ。
できるところまでのいい塩梅な取り決めで、おのおのの企業が賛同して施策が盛り上がっていくといいなと思いました。
//画像は各リンクの公式ウェブサイトからお借りしました。
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