9月27日の13時13分に静岡県西部で最大震度4の地震が発生しました。気象庁によると震源地は佐久間周辺、震源の深さ50km、地震の規模はM5.3です。地震発生後は、公共交通機関で運休や遅延が発生しています。
今回、浜松周辺で比較的大きめの地震が起こったことでいくつかの検証ができました。
Twitterでも公共交通機関の運行情報が、地震発生10分後には第一報が確認できることと、新幹線は防災システムで送電が停止し点検のため運休すること、遠鉄は速度を落としながらも運行は継続すること、JR在来線は一時的に点検を行うことなどがわかりました。(もちろん地震による影響度合いによって対応は変わるはずです)
そして、地震情報は気象庁と特務機関NERV防災のタッグが最速最強であることが分かりました。
震源地は佐久間周辺、震源の深さ50km、地震の規模はM5.3
震源地は、静岡県西部(北緯35.1度、東経137.8度)で、震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は5.3と推定されます。
この地震による津波の心配はありません。
気象庁発表
震源地の緯度経度から、静岡県西部の浜松市天竜区佐久間周辺です。近くには佐久間ダムがあります。
静岡県西部という表記ですが、佐久間は三遠南信の県境付近に近い場所なので、愛知県や長野県にも影響が大きいことが推測できます。
浜松市では、北区・天竜区が最大震度4、その他が最大震度3との速報
北区・天竜区が最大震度4、その他の各区で最大震度3の速報が発表されました。
細かい地域を見ていくと、それぞれ震度3であったり震度4であったりとばらつきがあります。特に震源の真上の佐久間が震度3ですが、その周辺で震度4がまばらに観測されています。
公共交通機関は、地震の点検のため一時的に運転見合わせや遅れが発生
今回の地震の直後、特に鉄道系では地震の点検や安全のために一時的に運転の見合わせを行ったり、速度制限をして運行しています。それぞれの最新の運行情報は公式サイトの他、Twitterからも取得することができます。便利な世の中になりましたねぇ、中の人の皆様、お疲れさまです!
遠州鉄道(赤電)
地震から約10分後に、速度制限をして運行していることを発表しています。(この時点で遅れは発生するけれど運休はないことが分かります)
その後、14:20現在は6分程度遅れでの運行がされていることが発表されています。具体的な遅れの時間まで書かれており、とてもありがたいです。
東海道線(在来線)
東海道線では、地震発生(13:13)から7分後には地震発生のために一部区間で運転見合わせを発表しています。その後、区間は島田浜松まで広がっていることがわかります。
東海道線の運行情報公式Twitterは、その後は約15~30分間隔で状況をツイートして更新しています。
東海道新幹線
新幹線は地震発生(13:13)の10分後に、停電を観測し運転見合わせを発表。その後、地震防災システムが作動したことによる送電停止であることが報告され、点検のためしばらく運転は見合わせになると発表しています。
東海道新幹線の運行情報公式Twitterは、この後だいたい10〜15分間隔で状況をツイートして更新しています。
地震の情報取得には気象庁+特殊機関NERVの組み合わせが最強最速
「特務機関NERV」ってだけ聞くと、エヴァのあれじゃんとニヤニヤするのですが、防災情報の速報を配信するまっとうなサービスをとして運営されています。運営元は株式会社ゲヒルン。(ゲヒルンもエヴァに出てくる名前なので分かる人にはニヤニヤがとまりませんね)
この「特務機関NERV」は、気象庁の情報をいち早く速報として地震の防災アプリやSNS(Twitter等)を通じて発信することを得意としており、現在ではYahoo防災などの大手よりも早く情報を出せるバックエンドシステムを構築しています。特にTwitterでは、地震の続報がスレッドでまとめられており関連の地震についての情報であることがひと目でわかるようになっています。
そしてなにより、特務機関NERV防災アプリはデザインが見やすくていいですね!
特務機関NERV防災アプリに興味が出た!もっと詳しく知りたい!という方は、Wikiやこちらの記事を見てみてください。
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