浜松パワーフード学会は、5月7日(木曜日)から「浜松のおいしい食を守る!応援プロジェクト」を開始、クラウドファンディングを活用して新型コロナの影響を受けている飲食店、生産者・事業者を支援する取り組みをはじめています。
5月22日時点で支援金総額は800万円を超えており、残り9日の5月末の終了までに第3目標の1,000万円まで届きそうな勢いです。私もお店で使えるチケットコースに支援させてもらいました!
クラウドファンディングは以下のサイトで受け付けています。今回の新型コロナの影響の現場の声や、浜松パワーフード学会の取り組みに関する詳細な説明もあるので、ぜひウェブサイトを見てみてください!
- 浜松のおいしい食を守る!応援プロジェクト(浜松パワーフード学会 会長 秋元 健一 2020/05/07 公開) – クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)
- 浜松パワーフード学会(静岡県)
2種類のコースで応援!8月頃から使える応援チケットコースで指定できる飲食店は29店舗
クラウドファンディングのコースは大きく2通り用意していて、1つは指定のお店で後日使える支援金分と同額のチケット(お食事券)が届く返礼品ありのコース、もう一つは返礼品なしで生産者・事業者に分配される純粋な応援コース。
コースの違いをざっくり説明すると、前者を選べば単純に先払いして指定したお店に対して応援していることになります。後者は、単純な支援金としてパワーフード学会の生産者・事業者の会員69施設に支援金が分配される仕組みです。
先払いチケットコースは、「浜松パワーフード学会」加盟店の以下の29店舗のお店を選ぶことができます。いつも行ってるお店や、ここのお店行ってみたかったんだよなぁというお店があれば、先払いチケットで応援しましょう!
先払いチケットコースお食事券は
- 1.菊一本店
- 2.竹泉
- 3.浜松プリン Priful
- 4.和牛と魚貝 おへそ
- 5.魚魚一
- 6.まるたか農園
- 7.浜松 桝形
- 8.炭と酒 凡猿
- 9.海老仙
- 10.緑の谷のごちそうテラスCoCoChi〜ここち〜
- 11.ごんまる アクトタワー店
- 12.割烹旅館 琴水
- 13.フォーハノイセカンド 浜松板屋町店
- 14.グラニーズバーガー
- 15.浜名湖うなぎ 丸浜
- 16.五穀屋nicoe店
- 17.すっぽん料理 富久竹
- 18.パンカフェ 珈琲香爐
- 19.和洋菓子司 入河屋
- 20.鮨処 5代目山口屋寿司店
- 21.豚肉のとんきい
- 22.浜松のお茶屋 茶ッ葉屋
- 23.旬の料理あまの
- 24.浜松料理 じねん
- 25.浜松料理 座房
- 26.浜松料理 娯座樓
- 27.浜松料理 宿下吉庵
- 28.はちみつ専門店 長坂養蜂場
- 29.本格新中国料理ムーラン
これらのお店を選んで、支援額を決めてクラウドファンディングを行います。先払い応援チケットのコースは5,000円から100,000円まで。無理のない範囲の金額を選択しましょう。
返礼品のチケット(お食事券)は8月から利用できる予定です。ご利用方法を引用しておきますね。詳細の注意事項は公式ウェブサイトを確認してください。
受け取りから利用までの流れ
① 支援後に届くメールで支援内容を確認
② 指定した店舗で支援内容を伝え、店舗にてお食事券を受け取る
③ 支払い時にお食事券を提示
④ 残高がなくなるまで利用可能( ※お釣りはでません)お食事券の有効期限
利用有効期間: 2020年8月1日(土)~2021年1月31日(日)
【おまけ】なぜ先払いチケットでお店を支援できるのか?
将来の売上と集客をある程度確保できる見込みがあれば、お店としては嬉しいですよね。
まずは経営面。お金が入る事がわかっているだけでお店は今後の売上のベースをある程度予測できるので資金繰りに余裕を持つことができます。それが、結果的にお店への支援になるということになります。
そして集客面。今回の先払いチケットによるお食事券は、将来のお客さん。馴染みのお客さんの場合はいつもありがとうというお礼ができるし、新規のお客さんはこれをきっかけに興味を持ってくれて来店してくれますし、お店を気に入って今後通ってくれるかもしれません。
今回のクラウドファンディングで前払いチケットで応援という流れが、結果的にお店にとってはデメリットの少ない支援になっています。超ざっくりですがナイス企画ですね!
【おまけ2】新型コロナ関連の補助金・助成金の類が昨年の「売上」の減少分という条件なのが曲者
「昨年の同月よりも売上が減少していたら」というフレーズがお馴染みとなりつつある新型コロナ関連の補助金・助成金ですが、飲食店にとってはなかなか厳しい条件です。
というのも、昨年比の「利益」ではなく「売上」なので、例えばテイクアウトだけで昨年比と同じ売上を達成してしまった場合、よっぽどテイクアウトメニューを工夫しない限りは利益率は昨年比でかなり減少しているはずです。(※もちろんお店によって事情が違います)
なぜか?そう!アルコール類の販売がほとんどないからです。飲食店で利益率の高いメニューのうちの1つはずばり「お酒・ドリンク」。普段から飲み物があまり出ないお店は例外ですが、居酒屋形態の飲食店だと顕著だと思います。(※も、もちろん!お店によって事情が違いますよ!)
新型コロナでお店を開けられないので、なんとか工夫してテイクアウトメニューを充実させて展開して大きく売り上げてしまうと、特定の補助金や助成金の条件から外れてしまう可能性があるにもかかわらず、テイクアウトは付加価値の高い飲み物を提供できないために、総売上に対する利益率が低くなる傾向があるので昨年並みの利益の確保がより難しくなる。という矛盾というか悪循環が起こる場合があるのです。
なので、テイクアウトやればいいじゃんという単純な話ではないこともあります。お店を完全休業するパターンやテイクアウトを途中でやめて完全休業にすることで売上を調整するパターンが出てきます。休業にすることで従業員に対しては雇用調整助成金や今国会で議論されている家賃の助成金を当てにすることもできるので、経営者にはいろんなプランを考えられて相当頭を悩ませたはずです。
きっと、実際に飲食店を経営している方からするともっともっとたくさん悩みポイントがあると思うのでこんな簡単な話じゃないと叱られてしまうかもしれません。ざっくりな説明ですみません。
ただ、今回の新型コロナに対する補助金・助成金・給付金の多くが
この話はまたどこかで詳しい方に聞いてみたいなと思います。
//TOP画像は浜松パワーフード協会のクラウドファンディングのページよりお借りしました。
書いた人:鳥居(はまつー)
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