ハーモニカ組み立てキット – 昭和楽器製造株式会社【やらまいかブランド商品紹介】

【浜松商工会議所が認定する「やらまいかブランド」商品とは?】
浜松地域の特産品や様々な素材、歴史、文化、技術などの地域資源を活用した商品から、やらまいか精神溢れさらなる成長が期待できる製品を、浜松商工会議所が地域ブランドとして認定している商品です。

今回は「やらまいかブランド」商品から、昭和楽器製造株式会社の「ハーモニカ組み立てキット」をご紹介します!

その昔、小学校低学年で使っていた教育用ハーモニカと同じ配列の15穴のハーモニカが完成するキット。プラスチック製でお手頃、シンプルな仕組みで扱いやすいため、お子さんにもピッタリです!

というわけで、浜松のハーモニカ製造の老舗企業、昭和楽器製造株式会社の中澤さんにお話を伺いました!

目次

楽器の街 浜松 伝統のポケット楽器「ハーモニカ」の簡単組立キット

昭和楽器さんの「ハーモニカ組み立てキット」は、普段なかなか目にすることのできないハーモニカの中の仕組みを知ることができる組み立てキットです。

この組み立てキットのハーモニカは、プラスチック製でシンプルな構造なため、リードプレートを本体で挟んでネジで止めれば完成というお手軽さ!さらに、本体の角も丸くしてあるのでお子さんでも安心して使えます。音は調律済みなので、組み立てたらすぐに正しい音階で演奏できる優れものです。

組み立てキットに入っている部品は以下の通り

  • 本体上下(ピンクかブルー)
  • ネジ・ナット
  • リードプレート
  • シール(家康くんか直虎ちゃん)
  • 取扱説明書

ちなみに完成品として、組み立て済みの「からふるハーモニカ」も販売されていますので、用途に応じて組み立てキットか完成品かを選びましょう。手にしたらすぐに演奏したい方には完成品がおすすめです。

昔は、教育用ハーモニカとして小学校で使われていましたが、1970年頃から鍵盤ハーモニカやリコーダーが使われるようになり教育用楽器としてのハーモニカの需要は落ち込んでいます。「今は楽器屋さんにハーモニカを置いていてもなかなか売れないので、お土産コーナーで浜松土産として手にとってもらえるのはとてもありがたい」と中澤さん。

その転機は、浜名湖花博での物販ブース出店。お土産として販売したハーモニカがとても好評で、凄まじい売れ行きだったそうです。それを見ていた地元のホテル関係者の方からお声がけをいただいて、お土産コーナーに置いてもらえるようになりました。それがきっかけで、「からふるハーモニカ」や「ミニハーモニカ」などのお土産用のハーモニカが定着していきました。

「ハーモニカ組み立てキット」は1つ1,000円(税抜)と価格もお手頃で、楽器の街 浜松のお土産には最適です。
楽器メーカーとして作るハーモニカであるからには、きちんと正しい音が鳴ることが大事であると考え、商品は1つ1つ調律されています。正確な音階で鳴る類似商品は他にはなく珍しいそうです。

宇宙で初めて演奏された楽器
ポケットサイズで持ち運びやすい楽器であるハーモニカは、宇宙空間で初めて演奏された楽器だそうです。
1965年12月、ジェミニ6-A号の船長ウォルター・シラーが地球と交信中、こっそり宇宙船に持ち込んだ私物のハーモニカでジングルベルを演奏した記録があります。宇宙旅行にもこっそり持ち込めるポータブルな楽器です。

ハーモニカってどうやって調律しているの?

調律作業台の様子、手前にあるのは空気を吸い込む穴

結論としては「リードを削って音を下げることで調律」していきます。実際に音の高さを確認して、正しい音になるように徐々に音を下げていくことで調律します。リードとはプレートに付いている、空気を通して振動し音を鳴らすための突起のようなもののことです。

調律は、いわゆるギターのチューニングと同じ作業ですが、弦を締めたり緩めたりできるギターと違い、ハーモニカのリードは1度削ったら元には戻せないので、削りすぎて音が低くなりすぎないように慎重に削って音を合わせていきます。

リードの手前部分を削って音を調律していく

机には足のペダルに合わせて空気を吸い込む穴があります。この上にリードの部分を載せて吸い込みの空気の流れによってリードが振動して音が出ます。一見、穴から空気が出てくるように見えますが、実際は吸い込んでいます。検査しやすいようにするための装置ではありますが、音の出し方としては実際にハーモニカを吹いたり吸ったりしてリードを振動させるのと同じ原理です。

このように、基本的には一つ一つすべて音を確認して手作業で調律をしていきます。ある程度の音の調整はできても、最終的に正しい音にするためにはどうしても機械による自動化が難しい工程とのことです。こうした細やかな工程を経て、組み立てキットは作ったその時からバッチリちゃんと正しい音がでるんですね。

・・・と、ここまで文章と写真で説明しても、楽器は実際に音が鳴るもの。いまいちピンとこないと思いますので、調律の体験をさせていただいた時の様子の動画があるので、ぜひご覧ください!

組み立てキットで使われているリードプレートの調律を体験をさせてもらいました

コラム:空気を吸って音が鳴る楽器
「吹奏楽」という言葉の通り、基本的に楽器は吹いて音が鳴るものですが、ハーモニカのように吸うことで音が鳴る楽器は他にほとんどなくとても珍しいそうです。ハーモニカの他には雅楽で使う「笙(ショウ)」という楽器くらいしかないのだとか。

笙(ショウ)は、吸っても吹いても同じ音が出せる珍しい吹奏楽器で、その特徴から同じ音をほぼ無限に出し続けることができるそうです。ちなみに笙(ショウ)の音程は、上部についている竹の長さとは無関係らしいですよ。

現在は少人数での工房見学に限り受付中

昭和楽器さんでは、ハーモニカの製造工程や魅力を紹介する予約制の工房見学を行っています。先程の動画のような方法で調律を行っているのですが、実際に会社の方が行っている調律の様子や、ハーモニカを作る現場を見学することができます。

ただし、現在はウェブサイトの案内にある通り、工房見学は少人数(5人以下)に規模を縮小して再開しています。工房見学に関する詳細は、時期によって変更があると思いますので事前に問い合わせることをオススメします。(※2021年1月現在)

新型コロナウイルス感染防止の為、受入を中止させて頂いていた工房見学ですが
10月1日より5人以下に限り再開させていただきます。
ご希望の際は、ご予約をお願いいたします。
団体での受入はソーシャルディスタンスが保てず、感染防止のため受入中止を継続させて頂きます。
よろしくお願いいたします。

10月1日より工房見学再開いたします(団体除く) – 新着情報 | 昭和楽器製造株式会社 より

関連商品「ミニハーモニカ」

「ミニハーモニカ」はキーホルダーサイズの小さいハーモニカで、”音楽の街 浜松”の歴史ある銘工品として、人気を博しています。

先ほどの組み立てキットで作った、からふるハーモニカとの大きさを比べてもかなり小さいことがわかります。本体の長さは35mmで、4穴です。ここまで本体が小さくなる工夫として、両面にリードプレートが付いていて、それぞれ4つの音で全部で8音(1オクターブ)出ます。

ミニハーモニカもしっかりと調律済みなので、購入したらすぐに楽器として演奏できます。写真のミニハーモニカは「復刻版ミニハーモニカ」のデザイン。創立65周年を記念して昭和20年代のミニハーモニカを再現したものだそうです。

また、お土産品だけでなく高級仕様の本格モデル「複音ハーモニカ Showa21Special」の製造も行っています。

「ハーモニカ組立キット」の主な販売場所のご案内

  • 昭和楽器製造株式会社 本社
  • ギフトキヨスク浜松店
  • 新東名浜松SA上下線
  • 東名高速道路三方原PA下り線
  • 浜松まつり会館
  • 浜松科学館
  • はままつフルーツパーク時之栖
  • セブンイレブン浜松商工会議所会館
  • 他、ホテル売店やお土産売り場等多数

市内の観光地やお土産売り場の他、上島の本社でも購入できます。

昭和楽器さんのハーモニカアイテムの展示場所

浜松駅構内の観光案内所に展示されている昭和楽器さんのハーモニカ
  • 浜松駅構内 観光インフォメーションセンター(購入はできませんが実物が展示されています)

浜松駅構内のすぐお隣にあるギフトキヨスクや、駅に隣接しているオークラアクトシティの売店で購入できます。旅行や出張帰りの電車・新幹線に乗る前に購入できるので便利ですね!

昭和楽器製造株式会社はどんな会社?

ハーモニカはポケットに入るオーケストラ
〜音楽の街 “浜松” の銘工品〜

昭和22年(1947年)創業のハーモニカ製造専門会社。昭和30年代には著名なハーモニカ奏者・宮田東峰氏の「ミヤタバンド」専属工場として全国的に注目を浴びた、今年で創業73年のハーモニカ専門メーカー老舗企業です。

2004年に開催された浜名湖花博の浜松商工会議所パビリオンで、地元浜松で作られたハーモニカを展示・販売して多くの観光客が訪れたことで、浜松が楽器の街であるとともにハーモニカを製造している街として世間に再認知されました。

これをきっかけに浜松土産としての商品開発をすすめ「シンプルな15穴プラスチック製ハーモニカ(からふるハーモニカ)」、「4穴のミニハーモニカ」などの製造・販売を始め、今では楽器の街 浜松を代表する人気のお土産の一つとなっています。

ハーモニカの普及活動にも力を入れており、ハーモニカの製造工程や魅力を紹介する予約制の工房見学をはじめ、ハーモニカの愛好家が演奏を披露する場として、浜松まつりが開催されるゴールデンウイークの5月3日に毎年開催する「浜松まつりハーモニカ100曲リレーコンサート」の立ち上げ・運営なども行っています。

昨年(2020年)と今年(2021年)については、「浜松まつりハーモニカ100曲リレーコンサート」は新型コロナウィルスの影響で開催の見送りが決定しています。

ヤマハ、カワイ、ローランドなどが名を連ねている静岡県楽器製造協会に昭和楽器も所属しており、浜松を代表する楽器メーカーです。

株式会社トンボ楽器製作所
現存する国内企業として、最古のハーモニカ老舗企業は株式会社トンボ楽器製作所です。
1917年に日本で初めてハーモニカを製作した会社で、現在はハーモニカの他にも、日本で唯一アコーディオンを製造しています。ローリング・ストーンズのミック・ジャガーをはじめ海外の多くのアーティストが愛用する「Lee Oskar」モデルや、長渕剛やゆずが使っているテンホールズ・ハーモニカの「メジャーボーイ」で有名です。(※敬称略)

「がっちりマンデー」「嵐にしやがれ」とのコラボなどテレビ番組も注目する会社

工房の一室に壁面いっぱいの著名人のサインが展示されていました。日曜日早朝に放送されている「がっちりマンデー」の取材や、キャイーンのウドちゃん、雨上がり決死隊のホトちゃんの旅番組など様々な番組で昭和楽器さんが紹介されています。特にここ最近の10年くらいで取材が増えたそうです。

特に最近では、2018年7月7日に日本テレビで放送された「THE MUSIC DAYS」と「嵐にしやがれ」とのコラボ企画「ジェット風船とハーモニカで星に願いを」で取り上げられ、昭和楽器さんのハーモニカが使われて話題になりました。この番組では、嵐の大野さんと二宮さんが会社まで訪れ、実際に当時の酢山社長からハーモニカについて学ぶ場面がありました。

ハーモニカ組立キット(昭和楽器製造株式会社)のお問い合わせ先

事業所名・団体名昭和楽器製造株式会社
電話番号TEL: 053-471-4341
FAX: 053-471-4342
所在地〒433-8122 
浜松市中区上島1-8-55
URLhttp://www.showagakki.jp/
「昭和楽器製造株式会社」の会社情報

参考資料

  1. ハーモニカ – Wikipedia
  2. 宮田東峰 – Wikipedia
  3. 連合国軍占領下の日本 – Wikipedia
  4. 株式会社トンボ楽器製作所 -since1917-|ハーモニカ・アコーディオン 
  5. 昭和楽器製造
  6. 昭和楽器製造社長 浜松でハーモニカづくり一筋  :日本経済新聞

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企画・運営
商工会議所が運営する「おもてなしギフト」ショップ

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